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  • 南青山タウンハウス

    商店や事務所ビルの林立する青山通りも、一歩奥に入ると閑静な住宅地になっている。比較的区画の大きなこの辺りでは、代替わりに伴って中層高密化が進行しており、業務、商、住が混在する傾向にある。 そうした中で、ライフスタイルを異にする親子三家族と、貸事務所のためのこの建物は都市住宅の典型と言えよう。 市街地において建物は種々の制約を受けることになる。この建物も北側と東側が道路斜線による制限を受けているが、円弧の屋根によってこの制約に対応している。更に、開口部にも円弧を用いることで、異なる内部空間を持つこの建物に連続性を与え、堅くなりがちな北側の表情を和らげて、玄関周りの雰囲気に参与している。