• ベルリンドイツ国会議事堂計画案

    このコンペの目的は、東西ドイツの統合を機してドイツ連邦議会の本部や他の主要な政府機関をべルリンヘ移すための地区マスタープランをつくることである。スプリーボーゲン地区は40年間分断されていた市の各部の再結合を行うための戦略的位置づけを持っている。 ゆるやかなスロープをもつ緑のランドフォームの形成による敷地全体のアイデンティティの確立をテーマとして取り上げた。ティアガルテン公園からの景観を考威した柔らかい緑の丘に見えるヴォリュームは、エコロジカル建築によって構成される。リパブリック広場はゆるやかなくぼみとして再造成する。円型平面をもった中央のランドフォームの一部としてそれを南北に縦断するアトリウムは、鉄道駅と地下鉄駅とを結び、人々の集いの場となる。楕円型状の道路システムは敷地内各部をつなぎ、また敷地外部からの交通を統会する。建築システムは既存市街地とのスケールの連続性を考慮し6mX6mのグリットプランを採用した。
  • マレーシア・サパン地区都市開発

    東マレーシア首都コキタバル市の拡張として、埋立地に新都心が計画された。 本計画では1994年を完成目標年度として、後背地の人口動態・交通量・消費等の各種予測をもとに、土地利用、道路ネットワーク、緑地・オープンスペースネットワーク、都市根幹施設システムを提案した。また、町全体の視覚構造をも考慮して、各施設のアーバンデザイン・コントロールも合わせて提案している。 街の中央軸には地方特有のショップハウスを発展させて、全天候型のショッピングモールを提案している。これらの提案はほとんどそのまま市当局の将来方針とされることとなった。