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  • 菅田邸(逗子山の根の家)

    建物は南北方向の中央部に、内部と外部、1階と2階をつなぐ中間領域としての吹抜けのサンルームをもち、この軸によって東西にシンメトリーな構成となっている。個室にトップライトからの光を入れるため、中央部は谷屋根として、軸線を強調した形とした。 1階はパブリックな空間であり、軸空間によって西側に居間、東側に食堂、厨房と分けられている、2階はプライベートな空間とし、西側に夫婦の寝室、東側に子供の寝室を、それぞれが独立性を確保するように分断配置した。 居間はレンガ積みの暖炉を壁面の飾り棚に組み込んで低い水平線を強調し、ゆったりとした空間とした。台所は壁面や家具を白で統一し、出窓を設けてできるだけ明るく、清潔な感じに仕上げている。(第25回神奈川県建築コンクール優秀賞、1980年)