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  • 久留米キリスト教会

    本計画は久神米教会の老朽化に伴う建て替えの設計競技案である。中心となる2階の会堂には180席を収容でき、30席の母子室や同時通訳・AV室が付属する。1階は小礼拝堂、集会室、管理諸室が配置される。 また,計画に際しては次の点を考慮した。 ・天空光の演出 入口の上を貫く光の筋がまっすぐに会堂の中心,説教壇.祭壇へ人を導く。 ・十字形の天窓 屋根の稜線の天窓。夜空から見たときに地上に刻印された光の十字架。 ・道からのアプローチ 会堂に上る階段がアプローチする道から見えて会衆が自然にそこへ導かれる。 ・天に向かう姿をもった教会堂 教会堂全体のイメージは天への憧れと向上の姿勢を表現する。 ・地域のランドマークとしての教会堂 鉄骨による三角錐の塔とその上の十字架が21世紀を画するこの地のランドマークとなる。 ・”神の幕屋をイメージした屋根の形 幕屋・テントは地上を旅する教会のシンボルとしてふさわしい。また,屋根はlm の深さの軒庇を建物の周囲にめぐらして 開口部や壁面を保護し,日射を調整する役割も果たす。 ・同心円上の会堂の座席配置 会衆の視線が自然に集まる焦点に説教壇、祭壇がある。洗礼槽はその下にある。聖餐の糧もそこに置かれる。そしてそこに 自然光が降り注ぐ。祭壇に向かう通路の上を光の筋が導く。